大型連休で生活習慣が乱れることは仕方ありません。特に若年者は、寝る時間が遅くなり、朝起きるのが遅くなる傾向にあります。「連休時差ぼけ」は、連休後半になり、そろそろ修正が必要です。さて、「脳と自律神経」の話題です。

 

自律神経は、常に自律的に活動しています。心臓を自分の意思で止めることはできません。心臓は自律的に動き続ける、自律神経に依って制御されているからです。心拍を速くすることは、経験的に走ったり、激しい運動をした時になることがわかります。これも、自分の意思で心拍を速くしているというより、体が反応して自律的に心拍を速くしています。心拍を速くする指令はどこからでているのでしょうか?……答えは、もちろん脳からです。

ここで、様々なストレスが脳に加わり緊張が強くなると、

脳からの過剰な指令が出ることがあります。過剰な指令が出ると、心拍が速くなる「動悸」が出現することになります。

ストレスが何か?……答えは、人それぞれで、何がストレスかを考えるのが、当クリニックの役割です。ストレスが何か分かる場合もあれば、分からない場合もあります。診断も、パニック障害、不安障害、自律神経失調症の他にも、うつ病の症状である可能性も考えられます。