入眠障害の原因でいくつか考えられること。

寝ようとしても、2時間以上眠りにつけないことを入眠障害といいます。そのような状態が、週2回以上で1ヶ月以上続く場合は不眠症(入眠障害)と考えられます。

眠りたいときに眠れないのは非常に辛いことです。

原因はいくつか考えられます。本人が気がついていないこともあります。

  • 「今眠れないと、翌日がきついのではないか」と考え、眠れない焦りから逆に目が冴えて寝つけなくなる。心配性が強い性格的な要素が大きいと考えられます。発表会、試験、面接などの行事の前に寝付けなくなるのも同じです。
  • 毎日の就寝時間がばらばらの場合。交代勤務、不規則な生活の場合、一定の睡眠リズムが構築されず、入眠障害の原因となります。時差ぼけも同じです。また、普段の就寝時間より、急に早く寝ようとする時も、寝つけない場合があります。夜遅くまで勉強をしている受験生が、試験の前日だけ早く寝ようとしても眠れない場合があります。連休で、寝る時間が遅くなり、朝も遅い時間に起きる習慣がつくと、連休最終日には普段の就寝時間に眠れない場合があります。
  • 午後遅くに1時間以上の昼寝をした日の夜は、普段の就寝時間に眠れない場合があります。
  • コーヒー、紅茶、緑茶に含まれるカフェインによる覚醒作用で入眠障害となっている場合があります。
  • 夏であれば、暑さによって入眠が妨げられることがあります。冬であれば、寒さによる手足の冷えから入眠が妨げられることがあります。